2022.1.14

親⼦のコミュニケーションが増える炊飯器︕(後編)

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前編からの続きです。

⽇本の⾷⽂化を楽しめる⾷育を

⼦育て中の親御様をサポートしたい想いがとても感じられますが、お⼦さまに対してはどのような想いをお持ちでしょうか。

商品企画課の井上さん

アプリの中には、銘柄に合わせた炊き⽅を選べたり、新⽶に適した炊き⽅、⾃分の好みのお⽶が⾒つかる機能もあります。

お⼦さまにもお⽶を炊く楽しみをもってほしいと、炊いたご飯をマップでみれるように、「お⽶の⾷味チャート」をご⽤意しています。「このお⽶はあっさり固めだったね︕」や 「今⽇炊いたコシヒカリはどんな食感かな」「ササニシキはここのマップだとここの位置にあるんだね」などの会話が⽣まれるよう、⾷育の⼿助けになればいいなと思います。 他にも、お⽶の⾖知識やレシピなども書いてあるので、親⼦でコミュニケーションをとりながら⽇本の⾷⽂化を楽しんでいただきたいですね。

また、アプリ上ではお⽶を炊けば炊くほど「104合炊きました〜」という形でお城が育っていくんです。⽯⾼によって城がもてるか決まっていた江⼾時代の背景を参考にしました。⽯⾼がたまっていくと、⽯⾼が⼤きいお城に進化していきます。「お城がかわいい︕」というお⼦さまの声や「これ、○○城だよと⼦どもが教えてくれるんです」というお⺟さまからのお声もいただき、私たちもほっこりしています。

ユーザーが本当に必要とするものづくり

家電は年々新しい機能が付き、便利になってきていると感じます。開発するにあたって⼀番⼤切に考えていることは何ですか︖

家電は、毎⽇使うものなので、使い⼼地を重視しています。美味しさだけでなく、本質的に使いやすい、ストレスを感じないことに拘っていきたいですね。お⼿⼊れ性や、操作のしやすさなど、余計なものをつけるというより、本当に必要なもの、使いやすいものを搭載していきたいと思っています。

商品企画としては、こんな機能つけたいと⾊々でてきますが(笑)、「本当にそれは必要か︖」を常に精査しながら、ユーザにとって無駄にならずに使っていただける本質的な進化をしていきたいです。

炊飯器でいえば、洗⽶やお⼿⼊れなどもっと簡素化できないかなとも思っています。今までの常識に囚われずに、IOTの考え⽅も使いながらお⺟さん⽅がもっと便利に使えたり、家事が楽になるものを追求していきたいです。

⽣活の⼀部になれる家電こそ価値がある

毎⽇使うからこそ、愛着も必要だし、毎⽇使うからこそ、わずらわしさを感じます。
無意識にできる家電こそ価値があるのでは︖とお話を伺い感じました。私⾃⾝、⽶びつをみたら空っぽで、何度急遽コンビニにかけこんだことか…。「⾃然とお⽶が届くのでこれがないと不便」という⽣活の⼀部になっているお声が、お客様から届いているという話に深く納得しました。ユーザーの声にどこまでも追求したタイガー様だからこそ、たどり着いたサービスの奥深さを知ることができました。

キッズデザイン賞マーク
文章:池尻 浩子