2024.5.9

最新の技術を見る・知る・体験する 「TEPIA先端技術館」見学レポート

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子どもも大人も楽しく学べる
「TEPIA先端技術館」に行ってきました!

外苑前駅から徒歩数分、秩父宮ラグビー場と神宮球場の間にTEPIA先端技術館はあります。
展示の一部リニューアルオープンのご案内をいただき、キッズデザイン協議会のスタッフが見学いたしました。

写真:右からキッズデザイン協議会 服部、TEPIAの中屋さん、杉山さん、TEPIA先端技術館スタッフの横田さん、キッズデザイン協議会 橘

TEPIA(一般財団法人高度技術社会推進協会)が運営するTEPIA先端技術館は、未来社会の発展のための機械、エネルギー等の最新の日本の先端技術を、来館者、特に次の世代を担う子どもたちに向けて分かり易く展示している技術館です。

実際に見て・知って・体験して先端技術が社会問題にどのように役立つのかということを学ぶことができます。

室内施設なのでこれからの梅雨や夏の暑い時期のお出掛けスポットとしてもおすすめ。
入場無料で小学生~大人まで楽しめる展示内容になっています。
今回は大人のみでお伺いしたのですが、大人の筆者でも新しい発見の連続で心が躍りました!
それでは早速、中の様子をご紹介します!

日本の最新技術に「すごい!」の連続!

まず入口では等身大サイズのAIキャラクター ヒカリちゃんが挨拶をしてくれます。
この大きさは日本で1台しかないということで、本当にキャラクターがそこにいるような存在感で、館内展示の見どころを案内するデジタルアテンダント「てぴ」を紹介します。


次に目に入ったのはドローンのようなこちらの模型。

こちらは「空飛ぶクルマ」の1/6サイズの模型で、開発を手掛けるスカイドライブは、大阪・関西万博における空飛ぶクルマの運行事業者に選定されています。
小さいころに夢見ていた未来のクルマ、とってもわくわくしますね!

奥に進むと…

今回リニューアルした展示エリアに進みます。
エリア入口のキッズデザイン賞受賞作品のコーナーでは、 第17回キッズデザイン賞TEPIA特別賞『ほぼ日のアースボール』が新たに展示されていました。

キッズデザイン賞の特別賞のひとつにある『TEPIA特別賞』はTEPIAが奨励する子ども目線による先端技術と社会の関わりの理解を目的とする優れた作品に贈られ、
こちらの作品はAR技術によってスマホやタブレットをかざすと世界の色々な情報が飛び出す新しい地球儀です。
●ほぼ日のアースボール 詳しくはこちら↓ 

経営者による意見交換会【事例紹介】TEPIA特別賞「ほぼ日のアースボール」

TEPIA先端技術館では実際に手に取ってアースボールの体験ができるようになっていました。

次の新コーナーは人と自然との共生を目指すテクノロジーのコーナー。
森林資源・海洋資源・廃棄物などの資源を有効活用するための最新技術を紹介しています。

事務局スタッフが触っているのがセルロースナノファイバーという素材なのですが、 鋼鉄の5倍の強度がありながら重さは1/5でとっても軽いんです。
しかも植物を原料としているので、日本の豊富な森林資源を活用できるそうです。

筆者は、「せっかくCO2を吸収してくれる木を伐採してしまってもったいなくないかな?」と思いましたが、樹齢の長い木は光合成を活発にしなくなるのでCO2の吸収も少なくなるそうで、そういった老木を伐採して空いたスペースに苗木を植樹するというルーティーンが大切とのこと。
そうして伐採した老木が新しい素材に生まれ変われるなんて、一石二鳥ですね!

こちらは廃棄物を活用するテクノロジーの展示です。

本来なら捨てられてしまう食品を新素材にする技術が紹介されていました。
この新素材は建材に活用できるほどの強度があり、プラスチックやコンクリートに代わるものとして、いま注目されているそうです。
台の上に四角い5つのプレートが置かれていますので、それぞれが何の食品でできているのか、現地で当ててみてください。

食べ残しや廃棄されてしまう食材を完全にゼロにすることは、現在の社会ではとても難しいですよね。
その状況を逆手に取ったすばらしいアイデアだと思いました。

遊びながらプログラミング体験

こちらは遊びながら視覚的・直感的にプログラミングを学習できる体験エリアです。

下の透明な球体の動きを事前に端末で角度・速度・距離を指定して、障害物を抜けたり、穴に入れたりするものなのですが、これが意外と難しいのです!

5回ほどチャレンジしたのですが、結局調整が足りず穴に入れることはできませんでした…。

もっと複雑なロボットの動きをプログラミングされている方は、何度もトライ&エラーを繰り返して作りあげているのだろうなーと、想像できます。

端末の操作自体は難しくないので、子どもの体験にもおすすめです。
ぜひ成功するまでチャレンジしてみてください!

2Fにあがると…

階段を上り見えてきたのは教室のようなスペース。
子どもたちが豊かな表現力を発揮してものづくりを学び、楽しめる 『クリエイティブラボ』です。

3Dプリンタやレーザー加工機、また3Dモデリングや簡単なプログラミングを体験できる設備が整っています。

また、こちらのクリエイティブラボの設備を利用した全部で4つの講座を受講できる『テピアクリエイティブクラブ』のメンバーを募集中とのことです!
※対象年齢:小学校4年生~6年生
 応募締切:2024年5月31日まで

3Dプリンタやレーザー加工機の使い方から教えてくれて更に作品作りまでさせてくれるそうです。しかも参加費は無料!
筆者の子どもが対象年齢だったら絶対に応募していました。
ぜひご興味のある方はお申込みください。

●『テピアクリエイティブクラブ』の詳細・応募はこちらからお願いします。
https://www.tepia.jp/exhibition/cl/club

最後に。

ここまで見学レポートにお付き合いいただきありがとうございます。
今回リニューアルということでお伺いしましたが、技術は常に進歩しているので定期的に展示内容は変えているそう。
昔行ったことがあるという方もまた新たな展示に出会えるはずです。
ぜひ新しい発見を探しに出かけてみてください。

またこの記事でご紹介した展示はほんの一部です。
実際に行っていただいて、他の展示も見ていただけたらうれしいです!

●TEPIA先端技術館は事前予約制です。ご予約はホームページからお願いします。

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